20060509

未来のこども

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先日、たまたま子どもに関する本を2冊読みました。
1冊は雑誌『Pen』の今月号で、特集は“世界の子ども教育”。
文字通り、世界各国の最先端ともいえる幼稚園や小学校が紹介されており、
いずれも大人でも通ってみたいと思わされる程の充実度。
こんなところで学んだ子どもたちは、どんな人になるのでしょうか。
こんなところで学んでいれば、私にも独創性が生まれたのでしょうか。
そしてもう1冊は、『ニキーチン夫妻と七人の子ども』という本で、
夫妻が実践した育児方法について書かれています
(まだ読み終えていませんが)。
こちらは1960~70年代の話なのですが、今読んでもまあ新鮮!
お子さんたちは皆、健康かつ成績優秀であったそうです。

子育てはいつの時代も試行錯誤。
結果が即出るものではないですしね。
日本が軌道修正しながら実践してきた「ゆとり教育」についても
「学力低下を招いた」と、今のところ高い評価は得られていないようですが、
その目的の1つである“生きる力を育む”ことについては
当該世代が老年期に達するまで最終的な判断はできません。
また、子どもの犯罪がニュースを賑わすようになって久しいですが
いったい何がどういう風に、心のどの部分にどんな影響を及ぼしてきたのか。
世相や家庭・学校における“教育”はもちろん、
五感を通じて蓄積されてきたすべてがその子を作っている訳ですから
これまた判断の難しいところでしょう。
私には子どもはいませんし、最先端の教育法を盲信する訳でもありません。
ただただ、かつての名CMコピーにちょこっと付け加えて
「わんぱくでもいい、たくましく・やさしく育ってほしい」
という心境であります。