20060623

トイレと香水

うれし恥ずかしはじめてのパリ旅行前夜。
フランス人の知人に「何か役に立つフランス語を教えてください」と尋ねたら
「Où sont les toilettes?」との答えが。
〈お手洗いはどこですか〉…うん、確かに役に立ちます。
で、それから5年以上経った今も
なんとなくこのフレーズはずっと頭に残っていたのですが
昨日パラパラと本をめくっていて目にとびこんできた単語「eau de toilette」。
オーデトワレ? toiletteってそのまんま〈トイレ〉じゃなかったのか。
プチ・ロワイヤル仏和辞典で大体の意味を見てみますと、

【toilette】1. 身繕い、身支度 2.(女性の)装い、身なり、服装
3.(複数形で)トイレ、手洗い、便座 4. 化粧台、鏡台 5. 掃除、清掃、手入れ、改装

とありました。eauは〈水〉なので、オーデトワレは〈身繕いの水〉なのですね。
辞書には〈化粧水〉ともありました。
この5番の、〈掃除〉や〈改装〉なんて意味になるのが面白いなと思ったのですが、
「toiletter」だと、〈ベッドを手入れする〉〈ペットの毛並みを整える〉
〈文章に手を入れる〉という意味になるらしいです。なるほど。

そこでついでにトイレについて英英辞典で調べてみましたら、
【toilet】a large bowl that you sit on to get rid of waste liquid or solid waste from your body.(以下略)
〈無駄な液体や固体を体から取り除くために腰掛ける大きな鉢〉
センスのかけらも無い直訳ですみませんが、そのストレートっぷりがよいです。