20060630

今頃ダ・ヴィンチコード

今頃ですが、やっと『ダ・ヴィンチコード』を観てきました。
原作未読で、ストーリーもあまり知らないままに出かけたのですが、
あまり芳しくない評価を友人たちから聞いていたので
ガッカリすることもなく普通に楽しむ事ができました。
期待しすぎると落胆度も大きいのですよね。きっと。
確かに、「そんなに簡単に!?」と思うぐらい
次々あっさり謎が解けていくのにはびっくりしましたが。
モナ・リザも、どんな重要な鍵になるのかと思ってたら
ほとんどスルーなのですね。これまたびっくりです。
何より、謎解き系の映画を観るたびに思うのですが、
もっとわかりやすいダイングメッセージでは駄目なのでしょうか。
いつもうまい具合に解読してくれる人がいるからいいもものの、
結局誰にも伝わらなかったらどうするのでしょうか、なんて。
特にこの映画の序章では、撃たれた人が瀕死の重傷ながらも
移動しながらあちこちにメッセージを残し、最後に自ら服を脱いで
ダ・ヴィンチのなんとか人体図を模した状態で息絶える、と。

そこまでする間に絶命してしまわなくてよかったです。
いや、それよりそんなに動き回らなければ生き長らえたかも。

そんな中で私の心をガッチリ掴んだのが、シラスというキャラクター。
映画では彼の背景は断片的にしか描写されていませんでしたが、
敵役?ながらも胸を打たれる設定ですね。
しかし修道士の映画というと『薔薇の名前』が真っ先に思い浮かぶ私には
どうもあの修道服と携帯電話、修道服と車の運転、というのが
ミスマッチに思えて仕方ないのですが、
スクーターに乗ったお坊さんと同じことなのですよね。うん。
そういや小さい頃、“ぶどう酒とパン”という響きに憧れて、
「洗礼を受けたい」と親に言ってみたことがあります。あっさり一蹴されましたが。
と、どんどん話が映画からそれていってますが、
なんにせよ、結末はわかったものの原作をとても読んでみたくなりました。
この夏チャレンジしてみようと思います。

そして何より、シラスを演じるポール・ベタ兄さんカッコよすぎです。
私の心の男前箱にまた一人増えることになりました。
この人『ギャングスターナンバー1』の主演の人なのですね。
昔他所でこのポスターが街中にあふれてて、
カッコよさそうな映画だなーと思ってたのですが、未見でした。
これはぜひチェックしなくては。

gangsternumber1.jpg