20120720
パリのデザイナー詐欺の話
TBSの番組に一般公募で出演した女性が「自分はルイ・ヴィトンのデザイナーだ」と発言したものの虚言だったとかでニュースになってました。
で、それで思い出したのが先日の旅行中にパリで会った日本人男性。
・車に乗ったイタリア人に道を尋ねられ、話の流れで車に同乗
・そのイタリア人はファッションデザイナーで、パリには展示会か何かで来てるらしい
・話の流れでガソリン代€300貸す→お返しにジャケットとバッグをもらう
・「君のその靴はよくない」とダメ出しされたり、車に積んでいた荷物(服)の取り扱いが尋常じゃないぐらい慎重だったしなんだか本物っぽい
・「秋に日本に行くのでショーに招待するよ 彼女の分のドレスも用意するよ」との事
というようなことをお茶しながら語ってくれました。
あきらかにうさんくさい話なのですが、私の500倍ぐらいおしゃれが好きそうなその人が「そのジャケットとバッグがこれまたいい革だったんすよ!」と言うし、「まあ騙されたならそれはそれでおもしろいかー」というようなノリだったので(その人は旅行中、他所でも数万円カモられたらしい)、私もついつい「もし本物だったらすごい話やねー」などと言っていたのですが、
やっぱり詐欺だったんだ。
「パリ イタリア人 詐欺」で検索してみると、似たような話がわらわらと。
手口が凝ってるというかなんというか、誰が最初にそんなシチュエーションを考案したんでしょうね。演技力も練習の賜物なんですかね。
彼は今頃ガッカリしてるのか、それともイタリア人から連絡が来るのを心待ちにしてるのか。いずれにせよおいしいネタができたぐらいのノリで笑いを取りに行ってることでしょう。たぶん。