20131002

タガログ語 [Cafetalkモニターレッスン #01]

気がつけばあっというまに10月。やっと先日Cafetalkモニターレッスン第一回目を終えることができたのでご報告します。当選連絡からここまで時間が空いたのは、受講する順番をあれこれ練って(というか悩んで)いたからです。
最初に選んだのはタガログ語。一瞬どこの言葉だっけ?と考えてしまったほど馴染みがなく、何か知ってる単語は無かったかと頭を捻って唯一浮かんだのが、ハロハロ。ほんとに一からのスタートです。ちなみにフィリピンの言葉ですよ。



何かと不安な受講前。日本人講師のgosxi(ゴーシ)先生にレッスン前に何か準備や予習をしておいた方がよいのかと尋ねてみたところ「タガログ語というより、まずはフィリピンについて少しイメージを持ってもらえたら」と、こんな動画のURLを送ってくれました。



どうでしょう、このテンション。気分が高揚しませんか。思わずタガログ語を使いこなしてフィリピンを旅する自分を思い描いてみたり。妄想は自由です。



さて、レッスンは先生オリジナルの教材PDF(Word形式も選択可)に沿って進められました。当日頂いたのでプリントアウトせずに画面で確認しながら手元のノートにメモを取る…はずが、付いて行くのに必死で、後で見ると殴り書きがほんのわずか残っているだけでした。もう自分でも解読不可能。

● タガログ語について
最初にタガログ語と国語/公用語とされているフィリピノ語、フィリピン国内に数多ある言語やまたスペイン語や英語との関係などを簡単に教えてもらいました。歴史が言語を作るのだなと改めて実感。そして、このあと受講予定のインドネシア/マレー語とも少し似ているとのうれしい情報が。最初にタガログ語を選んだ私の選択に間違いは無かった。

● 発音と表記
下手するとアルファベットだけで1時間過ぎてしまうのではないかとドキドキしていたのですが、フィリピン語のアルファベットは私の知っている英語のそれとまったく同じ。そして母音は英語のように複雑でなく、単語の発音もほとんどは見たまんま読めばよいそうです。ありがたい。ここで、言語の壁が一段階低くなったような気がします。
幼稚園で『津軽海峡冬景色』を、また小学校で『君が代』を習った時、「つんがるかいきょおー」「きーみーんがぁーよーはー」としつこいぐらいに「んが」を練習させられたのですが、この経験あってかタガログ語の「nga」の発音をほめられました。何が役に立つかわかりません。

● 文法
サクサク進んで、あっというまに文法に辿り着きました。

〈あなたはフィリピン人ですか?〉
- フィリピーノ カ バ
- フィリピーノ バ カヨ
この2つの文章を最初に持ってくるあたり、さすが日本人の先生です。なかなかインパクトのある響きです。意味を尋ねたところ、「フィリピーノ」は見たまんま、フィリピン人。「カ/カヨ」は、あなた/あなた(複数or丁寧)。「バ(ba)」は疑問文に付ける語だとか。ということで、「あなた(方)はフィリピン人ですか?」だそうです。
ここで気付いたのが、英語のbe動詞に相当する単語が入っていないということ。えーーーーー、なんだかそれだけで“なんて学習しやすそうな言語なんだ!”と調子に乗ってしまいそうです。ただ、「カ バ」と「バ カヨ」で語順が変わっているので、もしかして語順もわりと自由なんですか? と訊いてみたところ、そうではなくちゃんとした規則に基づいてのことらしいです。そうですよね、そこまで甘くはありませんよね。

〈人称代名詞/はい・いいえ〉
このあと、私・あなたなどの人称代名詞を教えてもらいました。タガログ語では彼・彼女を明言しないそうです。また、「私たち」は話し相手を含むか含まないかで違う表現になるのだとか。こういうのを聞くだけで、“ああ、私今外国語を勉強してる!”と熱くなります。そして、基本中の基本「はい・いいえ」。丁寧な言い方だと「opo/hindi po」なのですが、この響きがとてもかわいい。ちなみに「はい」の普通の言い方の「oo」(いいえは hindi)は発音が“オー”ではなく“オオ”だそうで、ちょっと練習してみましたがこれがなかなか難しい。なので、とりあえず私はopoを使っとこう。

〈数〉
さすがに時間が足りないので、数は一覧表を見て終わり…といっても、なんだかやけに多い。と思ったら、同じ数でもなんとタガログ語と英語、スペイン語(フィリピン表記)の3通り覚える必要があるとか。この辺スペイン語既習者の人なら楽そうですね。

〈その他〉
「ある/ない」のmay/wala、否定の時に使うhindi、形容詞、いろいろな疑問詞、「もう1つ」のisa pa(isaは1)などを超駆け足で教えてもらいました。なんて充実度。

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というわけで、最初に受講の趣旨をお伝えしていたからか、とてもテンポよく1時間の授業とは思えない程いろいろ教えていただきました。日本語のレッスンじゃなかったら、きっと付いて行けていなかったことでしょう。このgosxi先生、Cafetalk掲載のプロフィールによると、多言語話者で現在7つめの言語に挑戦中(内訳聞くの忘れた)で日本語教師や翻訳をしながら現在エクアドルで音楽教師をしているという、なんだか只者じゃない感満載の方ですが、とても話しやすくまた教え方もさすがです。淡々とした口調でおもしろいことを突然言うので油断できません。

Ako si Mitta. Ako ang designer.
私の名前はMittaです。私はデザイナーです。(デザイナーはそのまま“デザイナー”でいいと聞いたけど、綴りもそのまま?)
上にも書いたように、なんだかフィリピン語の響きはかわいい。文法が今まで習ったことのあるどの言語とも違っていて、おもしろそう。最近フィリピン人講師による英会話レッスンを時々受けており、すぐに使える場があるというのも高ポイントです。ちょうどレッスンがあったのでもちろん披露してみました。ウケていただけたようで何よりです。opo。今まであまり馴染みのない国だったけれど、言葉を少し知っただけで距離が縮まったような気がします(元々そう遠くないんだけどね)。いつか チョコレート・ヒルを見に行ってみようかな。

言語 タガログ語
レッスン名 タガログ語 tagalog
講師名 gosxi 先生
時間/料金 60分/1200ポイント
体験レッスン あり(30分/500ポイント)

[参考]カフェトーク受講体験モニター奮闘記!

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〈左〉情けない程スカスカのこの日のノート 〈右〉タガログ語受講記念として、フィリピン料理のアドボを作りました。酢を使った煮物なんてすごく新鮮、美味しくて簡単。これは定番入り決定です。