20131208

台湾語/中国語 [Cafetalkモニターレッスン #07]

Cafetalkモニターレッスンもなんとなくゴールが近づいてきました。と言いますか、実はとっくに締め切り過ぎてます。ほんとにお恥ずかしい限りです。Cafetalkさんどうもすみません。そんなこんなで、7レッスンめはJerry先生の「中国語で旅行しましょう」。“中国語? いきなり超メジャーな言語?”と思われるかもしれませんが、プロフィールによるとJerry先生は台湾出身。そこで今回は中国語の基本会話を習いつつ、あわせて台湾語も教えてもらおうという変則技でいくことに。中国語は学生時代に授業をとったことがあるのでちょっとだけわかります。二十年ちょい前の話ですが。



● 台湾語って???
さて、レッスン時刻になってコールをもらいましたが、いきなり中国語。あわてて「日本語でお願いします!」と言いましたが久々にあせりました。スカイプレッスンを受け始めた頃緊張しまくって先生の単なる「ハロー!」に返答するにも心臓が口から飛び出そうなぐらいだったあの感覚を思い出しました。初心忘るべからずです。ちなみに先週に引き続きビデオ無しです。中国語歴を聞かれたので正直に“昔習いましたがほとんど忘れました”と答え、最初に台湾語について少し聞いてみました。

・台湾の人が学校で習うのは國語(≓ 中国語)、台湾語は学校で習わない
・でも普段話すのは台湾語
・台湾語と中国語の語彙や文法は大体同じだが、発音はまったく違う

ざっと書き留めただけなのですがこんな感じだったかと思います。これに加えて、台湾語といえば私たちが普段使う漢字と同じもしくは画数の多い繁体字を使うのが特徴かと思っていたので“字はどうやって習うのですが?”と質問したところ、“字は無いです”とあっさり答えが返ってきました。なんですと? 私は大きく勘違いをしていたようで、私が「台湾語」と思っていた繁体字表記のあの言葉はいわゆる國語(≓ 中国語)であり「台湾語」ではないということ。ここで先生のいう「台湾語」は口づてで覚えてきた口承言語らしく、よって先生も台湾語を書くことはできないとのことです。すみません、この時点で頭が???だったのでどうまとめればよいかわかりません。代わりに以下引用。

中国語方言圏では歴史的に共通語としての文語が存在し、表記はその文語文が模範とされ、話し言葉としての中国語方言をそのまま表記するということはなかった。言文一致が定着した現在でも表記は普通話基調の口語文である。これは台湾でも同様であり、台湾語の話者が実生活において台湾語を表記する必然性はないのである。(Wikipedia > 台湾語 > 文書と正書法 より)



● 発音実践
〈今回の片仮名表記はすべて私が聞き取って勝手に書いたものです。ちゃんとした読み方や日本語表記は台湾語学習サイト等で確認してください。〉
今回使ったのは、先生に教えてもらった『どんと来い、中国語』というとても頼もしい名前の中国語学習サイト。名前だけじゃなく、中身の充実度もすごいです。ここの『無料中国語コラム』→『第一回 こんにちは』の例文を元に練習していきます。
你好吗? Nǐ hǎo ma? お元気ですか?」うん、これぐらいの中国語ならわかります。「ニィハオマ」ですね。で、これを台湾語で言うとどうなるか。
リーハーヴォ
ほんとにまったく違います。先生にいちいちピンイン(アルファベットを使った中国語の発音表記)を入力してもらう訳にもいかないので、すべて片仮名でメモしていきます。といってもどう書き表したらよいのかわからない音も多く苦戦しましたが。ほんとはあまり日本語の音に頼るのはよくないとわかっているのですが、こうでもしないととても覚えられません。

この「ヴォ」が形容詞に付く疑問の助詞なら、動詞に付く疑問の助詞は「ヒョ」ということで、中国語の「你是学生吗? Nǐ shì xuésheng ma? あなたは学生ですか?」は台湾語だと「リーシーハーシンヒョ」になると教えてもらいました。さらには、完了した動詞について尋ねる場合は「ヒョ」ではなく「ウェイ」が使われるなど、“吗だけで疑問文を作れる中国語に比べると難しそうだなぁ”と思っていたら、否定文も然り。中国語だと「不好 búhǎo」「不是 búshì」と「不 bú」だけで否定表現になるのに比べて、台湾語だと形容詞を否定する場合は「ヴァー」、動詞の否定だと「ンー」がそれぞれ否定する語の前に付くそうです。先生は“語彙も文法も中国語と大体同じです”と言ってましたが、この導入部分で既にそうは思えませんよ。発音の違いにしても、中国語の声調(意味を区別するための音の高低パターン)は4つ(四声)なのに対して台湾語は八声あるそうです。あんなに早く喋ってるのにどうやって聞き分けてるんだろう。ほんと不思議。

ここに全部は書けませんが、こんな感じで「元になる中国語→台湾語」をいろいろたっぷり教えてもらいました。いやー、先生を真似てるつもりでも、やはり発音は難しかった。時々ふいに“では 〜 は台湾語でどう言いますか?”と質問され簡単な例文を作ったり、聞き流すだけに終わらないレッスンになったのもよかったです。



Jerry先生はこの日風邪だとかでかなりの鼻声で大変そうでしたが、レッスンしていただいてほんとありがとうございました。プロフィールによると先生はなんとTOEIC915点。きっと台湾語で聴力も鍛えられているんだろうなと勝手な想像をしてみたり。そんな先生にあえて英語でレッスンしてもらい三兎を追ってみるのもよいかと思いましたが、頭がパンクしそうなのでやめておきました。
あと、意外と中国語を覚えていた自分に驚きました。きっと若い頃って今よりも100倍ぐらいの吸収力があったんだろうなと英語にさえ苦戦している現状を思うと切なくなったり。余談ですがグラフィックデザイナーって中国語で「製圖設計師」って言うそうです。ちょっとツボに入ったのでここに書き留めておきます。

〈Cafetalk〉カフェトーク受講体験モニター奮闘記!

言語 台湾語※/中国語
レッスン名 中国語で旅行しましょう
講師名 Jerry 先生
時間/料金 60分/2,000ポイント
体験レッスン なし
※本来は中国語のレッスンですが、リクエストして台湾語を教えてもらいました。

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何の脈絡もなく私の勉強道具です。〈〉万年筆にも憧れるけど、やはりこれが一番。Signoの極細0.38㎜。〈〉上下左右どこからでも使えてたっぷり書ける頁数、A5スリムというサイズも罫の幅も色も好みだったのに、残念ながら廃番になりました。15冊買いだめしました。〈〉ateliers PENELOPE のダイアリーポーチ。筆記具・ノート(A5ノートOK、スリムタイプならなお良し)・付箋・修正テープなどをごっそり放り込んでます。便利。