20100610

クロアチア語のしくみ

そもそものきっかけは、先日出先で時間つぶしに購入した「クロアチア語のしくみ」。
旅行は既に決まっていたし、どんな言葉か知ってみるのもいいかなと。
このシリーズ、おもしろくて何冊か持っています。

しかし「クロアチア語のしくみ」は何やら趣が違います。
旅行会社 Bijela Voda社(クロアチア語で“白い水”社)と共に巡るクロアチアツアー。
語り部は添乗員、時々登場する同社ザグレブ支局のニコラ君、質問するのはツアー客。
各地でクロアチア語の基本についての説明がなされます。
テンションが高いのかおかしいのかおもしろいのかすべっているのか
私にはよくわかりませんが、この文体は同じく白水社から出ている
フラ語」シリーズを彷彿とさせます。

合う合わないはさておき、“文法用語や表に頼らない「読める」入門書”と銘打つ
「言葉のしくみ」シリーズだけあって、なんとか読了。
クロアチア語の複雑な語形変化の概略がなんとなーくわかった気がするようなしないような。
記憶力と理解力に欠ける私は読み進めるうちにどんどん混乱してきて、
「この変化形は前に出てきた〜と一緒」と言われても、“どこに出て来た?”と思う始末。
あくまでも読み物という位置付けなのでしょうが、
掲載単語の一覧(登場ページも)や文法事項の索引があれば
後から「あれどこに書いてたっけな」と思った時に探し易いのに。
あと、付属のシングルCD。せっかく付いてるのに一度も聞いたことがありません。
普通サイズのCDだったらうれしいんですが。

で、わかったようなわからないような感じでモヤモヤしたので
それならちょっと勉強してみようかと思った次第です。


まったく話は変わって「フラ語」本。
私はすぐに挫折したので人に譲ったのですが、
その人は The World of GOLDEN EGGS のミシェル先生を見て
フランス語を始めるに至ったそうです。
人間、どこに語学学習のきっかけが転がっているかわからないものです。



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三谷 惠子

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