20100612

ニューエクスプレス セルビア語・クロアチア語

さて、いざクロアチア語を勉強しようと教材をAmazonで探してみても、
これぐらいしか見つからず。2,700円+税… なんだか高いです…。
しかし発行部数もあまり多くなさそうなので仕方ないわと購入。
届いて初めて気付いたのですが、表紙を旧版と比べてみると
「クロアチア語」の文字が小さいではありませんか。

他の方の(旧版への)レビュー通り、完全にセルビア語がメインのようです(最初の章に「本書はセルビア語が中心ですが、クロアチア語にも配慮しています」とある)。
ほとんど文法も同じで語彙が少し違うくらいだから大丈夫…なのでしょうか。
巻末単語リストの中で、“クロアチア語”として明記されているのは

glazba 音楽
kava コーヒー
kazalište 劇場
kruh パン
nogomet サッカー
ocat 酢(使う機会はそう無さそうな…)
papar 胡椒
povijest 歴史
sveučilište 大学
vlak 汽車
tjedan 週(文中には出てくるけど単語リストには掲載無し)
それと、1月、2月…の12カ月分。

じゃあ他の語はすべてセルビア語・クロアチア語共通なのかな、と思っていたら、
やはり微妙に綴りが違ったりするらしいです。(セ)はこの本に載っている単語です。

(セ) kafić → (ク) kavana カフェ
(セ) lep → (ク) lijep きれいな
※他にも rekarijeka(川)、sredasrijeda(水曜日)など
(セ) aerodrom → (ク) zračna luka 空港

などなど。まだクロアチア語をよく知らないのでこれぐらいしかわかりません。
「e」が「ije」になるのかと予測はできるけど、それがすべての単語に当てはまるのかは初心者にはわからないし(当てはまるんですか?)、クロアチアでもaerodromは普通に使われるらしいし、じゃあそんな感じでどっち使ってもいいの? と思ったらクロアチアでセルビア語を使うと気分を害する人もいるとか読んだし、両国の歴史からしてその辺りは配慮しておきたいところだけれどそんなに根を詰めてやる訳じゃないならこれでも充分すぎる内容なのかもしれないし、そんな中、私の複雑な心境をよそに本書小コラムでは「セルビアでは…」「セルビアの…」とセルビアミニ情報ばかりでそもそもいったい私はなんでこの言葉を勉強しているんだっけといろんな意味で訳がわからなくなり放り出しそうになりましたが、

なんとか気を取り直して。
1課はダイアローグ+慣用表現+新出単語で2P、文法説明2Pの計4P。
全部で20課あります。
主人公は夫と娘を日本に残してベオグラードにやって来たアヤコさんです。
なんだか設定が渋いですね。
文法説明は表を多用して、シンプルなのでわかりやすい…
はずなのですが、シンプルすぎていろんな?が頭の中を渦巻きっぱなしです。

で、教材探しの旅はまだ続くのです。
ここまでが2週間前までの話。長くてすみません。


ニューエクスプレス セルビア語・クロアチア語ニューエクスプレス セルビア語・クロアチア語
中島 由美 野町 素己

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